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脳脊髄漏出症と低髄液圧症候群・・・症状は起立性頭痛と不定愁訴

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こんばんは♪ くろです。

なんだか、最近台風が多いですね。

気圧の変化が大きいですが、みなさんは体調を崩されてないでしょうか?

私は少しダメージを受けていて、晴れてくれる日を首を長ーくして待っているところです。

 

さて、前回までで、さらりとこの病気の概要をお伝えしてきました!

どういう順番でお伝えするのが分かり易いのか、悩んでしまっている今日この頃です・・( ;∀;)

ですが、もうはちゃめちゃでもいいか!と開き直っていくことにします♪

 

ということで、この病気の概要、症状・・ときたので、次は原因についてお話してみようと思います!

この病気の原因。ここにも、この脳脊髄液減少症が理解されづらい理由が、またまた絡んでくるところです。

 

しかしその前に、この病気の原因を少しでも分かりやすくお伝えできるように、鍵となるお話をさせて下さい!

 

そこで、今回は「この病気の名称」についてお話していきます。

 

脳脊髄液減少症の持つ別名

この、「脳脊髄液減少症」という病名は、実は二つの病名が総称されています。

 

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こんな感じで、「脳脊髄液漏出症」と「低髄液圧症候群」という二つの病名、というか病態を総称しています。

これは、髄液が漏れているのか、それとも髄液の圧が下がっているのかという病態の違いです。

しかし、これらをきっぱりと、髄液が漏れているかいないか、髄液圧の低下を認めるか認めないかと分けることは難しく、これもまた絡み合っているようで、私もまだ知識の整理がついていない部分です。

 

脳脊髄液漏出症

頭痛、めまい、嘔気、耳鳴り、倦怠感など他の不定愁訴を伴う場合が多く、頭痛に関しては典型的起立性でない場合が多いです。
また頭部MRI、RI脳槽シンチやCTミエロ、MRミエロにて特徴的な所見を呈する場合が少なく、髄液圧は正常圧の場合が多いです。

 

 低髄液圧症候群

症状として起立性の頭痛が顕著で、頭部MRIにて「びまん性硬膜造影像」を認め、多くの症例で髄液圧が低圧を示します。
特発性低髄液圧症候群はRI脳槽シンチやCTミエロ、MRミエロで髄液漏出像や硬膜外液体貯留像など陽性所見を認める場合が多く、現在では世界的に確立された疾患となっています。
年間発症率は少なくとも20000人に1人とされています。

 

脳脊髄液漏出症と低髄液圧症候群の違い

 

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この二つの病態の違いは上記した通りです。症状としては起立性頭痛は共通ですが、脳脊髄液漏出症の方が起立性頭痛が出現しなかったり、全身に不定愁訴と認識されてしまうような症状が多く出現します。

そして、脳脊髄液減少症に関しては、画像上特徴的な所見を示さない場合が多いなど、問題点が多いのです。

これらのことから、前回の高橋先生のリンク内でも書かれているように(下にもあります)、実際には画像上に髄液の漏出所見が確認できなかったり、髄液圧の低下を認めない症例も多く判別が難しいことから、「脳脊髄液減少症」と称されています。

 

少し、検査と診断基準も含んで違いを記載しましたが、こちらについてはまたお話したいと思います。

 

ちなみに、私の場合は、起立性頭痛が出現した当日に近所の頭痛専門クリニックにかかって、まず「低髄液圧症候群疑い」と診断され、入院先の1つ目の総合病院でCTとMRIの結果「低髄液圧症候群」と診断されました。

そして、その後転院先の2つ目の総合病院で「突発性脳脊髄液漏出症」と診断されました。

なんで名前が変わるのよ?と疑問でしたが、私は髄液の漏れが画像上確認できていたので、脳脊髄液漏出症の方なんですね。

 

不定愁訴の恐ろしさ

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最後に、脳脊髄液減少症は「不定愁訴」と認識されてしまう症状が多い、と先ほど書きました。

起立性頭痛を除くと、誰にでもあるよ、と言われてしまうような症状が多く、ストレスかな?疲れかな?というように病気として見逃されてしまうことがあります。

 

私の場合も、まず頭痛専門のクリニックを探して運よく近所にあったので、そこに受診しましたが、起立性頭痛を呈していても当日は「片頭痛」と診断を受けています。

私の持ちうる知識でアセスメントしても、起立性頭痛で思いついたのは髄液の漏れだったけれど、私には何にもきっかけがないしな、違うよな。片頭痛なのだろう・・(T_T)・・?と、うっかり頭を上げてしまっては襲ってくる激しい頭痛に、意識朦朧となりながら思っていたのでした。

私は片頭痛を経験したことがなかったので、

「世の中の片頭痛持ちの人々ってこんなに辛いのかい・・。」と強い衝撃を受けたのも覚えています。

結局、翌日再度受診して「もしや髄液でも漏れてんじゃない?」ということでこの病名にたどり着きました。

 

私は、この病名に辿り着けたことは恵まれていたのだなと、この病気の存在を知ることで後に痛感しました。

看護師の私でも片頭痛と診断され、一時は納得してしまっています。

この病気の原因に、私が思いつきもしなかった過去の出来事が絡んでいた可能性があることも、知らなかったのです。

ですから、きっと、この病気を身近に経験したことがある方や、数少ない情報を耳にしたことがある方でなければ、まずこの病気を疑うことは難しいのではないかと思います。

 

髄液漏れの慢性化に伴って、起立性頭痛も形を変えて出現していくため、時間が経てば経つほど診断されにくくなっていきます。

症状の重症度は患者さんそれぞれ違うので、何年も症状を抱えながら、何か所もの病院を巡り、それでもなお診断されず、症状にも生活にも苦しんでいる患者様もいらっしゃいます。

そんな状態で今まで通り活動できるわけもなく、動けなくなっていきますし、仕事にだって行けなくなります。症状の悪化も伴って体力もどんどん落ちていき、歩くことも困難になって、日常生活がままならなくなってしまう患者様もいらっしゃいます。

人生が変わってしまいます。

治療までに時間がかかればかかる程、この病気は全身症状も増えていく可能性が高いし、症状も治りにくく遷延化しやすくなっていきます。

 

適切な治療を一刻も早く要する病気です。

 

不定愁訴」と判断されてしまいそうなその症状の裏側に、髄液の減少が起こっている可能性もあることを、一人でも多くの方に知ってもらえたらな、と思います。

 

 

★今回の引用リンク

www.npo-aswp.org

☝こちらも、病名・病態・治療までたくさんの情報提供をしてくれています!

 

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