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脳脊髄液減少症と髄液

こんばんは♪

くろです。

御無沙汰しております(+o+)

 

今回は、脳脊髄液減少症を語るには欠かせない「髄液」についてのお話です。

 

髄液ってどんな液?

 

みなさんは髄液という言葉を聞いたことがありますか?

髄液とは、脳脊髄液という液体です。

そして、私たちが生きるために、とても大事な役割を担ってくれています。

では、本日はそんな髄液を少し砕いて紹介してみます。

 

正式名:脳脊髄液

通称名:髄液

色:無色透明

性質:弱アルカリ性

原料:血液(血液を濾過して作られる)

生産地:脳室内の脈絡叢

生産量:1日に500ml程度

所在地:脳室という空間をいくつか経由して、

    脳から脊髄にかけて循環し、くも膜顆粒を介して静脈血中に吸収される

   循環量は140~150ml(脳室内20~30ml、くも膜下腔120ml)

   脳と脊髄は髄膜という三層からなる組織に包まれていて、浮いています。

 

     ・ー番外側が硬膜・・・頭蓋内面の骨膜と密着している・とても強靭な膜!

     ・真ん中がくも膜・・・硬膜と軟膜をつなぐ・髄液で満たされている空間 

     ・一番内側が軟膜・・・脊髄と脳の表面に密着している

 

 これが、髄液の正体です!

専門的な言葉も出てきて、少し小難しく感じてしまうかもしれませんが、ごめんなさい

(+o+)

赤字で書きましたが、本来、硬膜は強靭な膜なので、手術でもなく自然に穴が開くとい

うことは、よほどないようです。

なのになぜ穴が開いたのか・・?身体は不思議です・・。

 

脳と脊髄って?

 

先ほど、髄液の役割の①に「脳と脊髄を守ること」挙げましたが、では大事に大事に

守ってもらっている脳と脊髄はどんな存在なのでしょうか?

 きっと、なんとなく大事なところという認識はあるかと思います。

 

脳と脊髄はどこにある?

 

脳は頭の中にあります。そして、脊髄は脳から腰のあたりまで繋がっていて、背骨の中

に存在しています。

 

脳と脊髄の役割とは?

 

人間は、眼で見たり、手で触ったり、耳で聞いたりして、刻一刻と色んな情報を得ます。

その情報を脳などに伝えて判断し、手足など全身に指令を出し、行動を起こします。

そして、これらの情報を判断して指令を出す役割を脳と脊髄が受け持っています。

脳や脊髄には多くの神経細胞が集まっていて、高度な情報処理を行っています。

 

つまり、髄液が減ると何が起こるの?

 

つまり、髄液が減ってしまうと、上に述べた繊細で高度な働きに支障が出てきてしまう

ということです!

 

①脳と脊髄を守る→守ることができなくなる


②中枢神経系の保護や機能の維持→保護や維持ができなくなる

 

③栄養物質の輸送→輸送できなくなる

 

④老廃物の排泄→排泄できなくなる

 

脳と脊髄はあらゆる神経が集まっていて、全身に影響を及ぼすところなので、これらの

働きに支障がでることで、全身に症状が出現するのです。

そして、これが脳脊髄液減少症の辛いところです。

 

1) – 4) は痛み、5) – 15) は脳神経の症状、16) 17) は運動の症状、18) – 22) はメンタル面の症状、23) – 29) は自律神経の症状、30) は免疫系の異常としてまとめることが出来ます。まだ分からない事の多い病気で、ここに挙げた以外の症状もあるかもしれません。
1) 頚部痛
2) 背部痛
3) 腰痛
4) 全身の痛み(線維筋痛症
5) めまい
6) 耳鳴り
7) 聴覚過敏
8) 眼痛
9) 目のかすみ
10) 目の焦点が合わない
11) 視力低下
12) 複視
13) 光過敏
14) 味覚障害
15) 嗅覚障害
16) 筋力低下(握力低下)
17) 歩行障害
18) 全身倦怠感(慢性疲労症候群
19) 記銘力低下
20) 集中力低下
21) 不眠
22) 気分の落ち込み(鬱)
23) 下痢(水のような下痢)
24) 便秘
25) 失禁
26) リビドーの低下
27) 体温調節異常
28) 異常な発汗
29) 血圧異常(起立性調節障害
30) 免疫異常(食物アレルギー、花粉症など)
 
http://www.aoikai.jp/kashiwatanaka/patient/gairai/gairai05/

 

本日のMノートのまとめ

 

髄液を復習してみて、私自身のPOINTとしては

①髄液は血液を濾過して作られる

 当たり前の感覚かもしれないけど、血液から作られるから、まずその血液の源になる

 水分が大切になる。

 そして、「積極的な水分摂取・補液が必要である」につながる。

 自身の経験からは、1日の最低水分摂取量の明確な指示がなく、

       

        まぁ、いつもより多めに飲んでおいて下さい~

 

 だったので、多めって人によって全然違うけど・・ってすごく困りました。

 一応ガイドラインでは補液または追加摂取で1000ml~2000mlと記載され  

 ています。

 水分摂取量は急性期と慢性期ではまた少し異なってくるかと思いますが、共通して重

 要であることは違いありません。

 私も、発症早期に補液量によってかなり症状に変化が生じ、身を持って水分摂取

 の重要性を感じました。

 

そのため看護としては、

 

 水分摂取はすすんでいるか?を観察することが重要です

 

 治療に必要なこととはいえ、意外と1日1000ml以上の水分摂取は大変なもので

 した。髄液が漏れているからといって、喉が異様に乾くということもありません  

 し、むしろ安静臥床により動くことがないので喉は乾きませんでした。

 

 ベースが自立している患者様や若い年代の患者様は、ある程度コンプライアンスもい

 いので、看護師的に「大丈夫だろう、守れているだろう」と判断して、関わりも薄い

 ものになりがちになることがあると思います。

 治療も安静臥床と水分摂取がメインになるので、訪室頻度も少ないかな・・と思いま

 す。

 

    しかし、一言でも水分摂取の苦労を分かち合ってもらえたり、声をかけてもらえ

 るだけでも、頑張ろうと思えたり、ちゃんと見てくれているんだという安心感につな

 がります。

 

髄液は産生と吸収を繰り返している

 そのため、脳脊髄液減少症においては、髄液の漏出・髄液の産生量の低下・髄液の吸 

 収亢進の3通りの機序が考えられるという病態の理解になる。

 

脳と脊髄には全身をコントロールする多くの神経細胞が集中しているため、全身にあ

 らゆる症状が出現する

 これまでにも書いてきた通り、この病気の症状は頭痛だけでなく、全身に症状が出現

 します。「また言ってるよ~」って不定愁訴だと聞き流さないで、

 

全身に症状が出現する!という視点を持って、全身症状を結び付けて観察するということが重要です

 

以上、髄液の学びでしたー!